試乗記

ＭＴ０９ＳＰ　2024

実は最初にMT-09が発表された時以来。約10年ぶりの試乗になるのですが、まずびっくりしたのが初期型からは考えられない扱いやすさで、発進から加速まですべてが扱いやすい！
また燃費もよく、今回のツーリングで22.7km/Lでした。これだけスポーティーな味付けのエンジンなのにこの燃費は率直にすごいと思います。
足回りのバランスもかなり高水準でまとまっており、西伊豆の海岸沿いのあまり路面が良くない場所でも、マーガレットラインのような整った路面でもどんなシチュエーションでも安心してコーナリングできたような気がしました。
クイックシフターの出来も素晴らしく、コーナリング中のシフトアップが特に使っていて気持ちいと思いました。
良かった点は上げたらキリがない程あるのですが、個人的に一番気になったよくない点を1つ・・・。
一番感じたのはシートの硬さで、こればかりは乗る方にもよるのですが、1時間ほどでお尻が痛くなってきます。
オプションのコンフォートシートが販売されているので、長距離をより快適に乗りたい方はそちらも検討した方がいいかもしれませんね。

ＸＭＡＸ　2024

300キロぐらい試乗しての感想で、唯一の不満は足つきがよくない。身長170センチでも不安はない程度のおっとっとなことです。それ以外はすべてすばらしい。何が素晴らしいかというと、低回転からひっかかりなどなくストレスなく回るパワフルなエンジン。ノーマルマフラーでも6000回転からの排気音はなかなか心地の良い排気音。足回りもカチッとしていて、ステップボードでないことのデメリットと引き換えにスポーツバイクと一緒に伊豆半島を回るワインディングでも余裕で同行できる足回りとバンク角。特筆すべきはメーター内にスマホと連動してナビの地図画面を表示できる画期的なシステム（スマホ連動で音楽や電話もできます）。ありがたいのはツーリングの出先で余裕のシート下の収納力で、お土産にみかんを5キロ買っても余裕で持って帰れる。春先や秋口は冬用のグローブや防寒ウエアなど必要なのですが、暑くなったらシート下にみんな入れちゃう。アクセサリー電源も標準装備で、携帯も充電できちゃう。ビックスクーターの進化形です。おすすめ～！！

Vストローム250SX

インド製なのですが、よくできています。お値段も569,800円。レブルよりも4万円も安いのです！　もう絶対に買いでしょう！
良くできているところ・・・足つきに不満！　以外、エンジン、足回り、ブレーキ共にすべて良くできています。特筆すべきはエンジン。スズキ久々の油冷で、フレキシブルで低速から最高速に至るまでパワフルで、変な谷もなし。最高速もメーター読みで150kmまでいきます。そのくせ、ツーリングでの、かなりとばしてでの平均燃費はリッターあたり33km。素晴らしい出来のエンジンです。足回りもタイトなワインディングや荒れた舗装路、雨の山道、どんなシチュエーションでも安心し、信頼できる足回りとブレーキ。標準でキャリアもついていて積載性もバッチリ。心地よいエンジンの振動と排気音。250ccで選択ならスーパースポーツよりもこれで決まり！　足つきだけは身長170でないとつらいけど、もともとアドベンチャーというじゃんるでは仕方ないですね。ローシートがオプションで出るようですね。お勧め度90％（足つきで‐10％）